昨日の「牛」の噺の延長で・・・。
1月2日から和歌山の熊野那智大社で始まるのが、「牛王神璽祭」である。記事はちょっと古いけれど、これね。
《和歌山・熊野那智大社で霊験高める牛王神璽祭》
https://www.sankei.com/region/news/150114/rgn1501140003-n1.html
要するに、熊野那智大社別宮で、「牛王宝印」の刷り初めが行われるというもの。では「牛王宝印」とは何かというと、神武天皇の先導をした八咫烏が図案化されて印刷された護符である。「カラスなら牛と関係ないじゃん」という話なのだが、牛の胆嚢内にできる「牛黄」が諸々の病に効能があったとされたところから、それが仏事の中に取り入れられて「牛王加持」というものになっていく。信仰が拡がっていくに従い護符という形に託されていったわけね。
だからやっぱり「牛王神璽祭」も武漢肺炎撃滅のための一助と言える。