資縁

 昔、一緒に少林寺拳法をやっていた友人に連絡する必要が生じ、連絡先を探したのだが、これが見つからない。
 電話番号は知っていた。しかし昨年の年末にご臨終となったケータイ「SoftBank830P」の中にあって、それは二度と復活しないとの最後通牒を受けている。詳細はここね。
http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20171224/
 だから、友人に連絡はできない。困った。
 ところが、夕べ、ひょんなことから2代前のケータイの「vodafone V602SH」が見つかった。ワシャは基本的に使用したケータイやその周辺機器なはすべて保管してあったのだ。
 もしかしたらそのケータイにデータが残っているかも……と思って、電源をつないでみると、おおおお、ケータイが小さな赤い光を放つではないか。充電することしばし。パワーのスイッチを押すと画面が復活した。「圏外表示」はあるものの、生きている。さっそく電話帳を調べてみると、残っているではあ〜りませんか。600件くらいあったかなぁ、それを1件1件、新しいケータイに写しましたぞ。3時間くらいかかったのだった。やれやれ!
 友人のケータイ番号は復活した。連絡をしようと思ったが、深夜になっていたので、翌日(今日ね)に連絡することにして祝杯を挙げたのだった。

 今日のタイトルの「資縁」(しえん)は、仏教用語で「修行者の外部からその修行を援ける縁となるもの」のことである。ちょいとこのところ気になっている言葉で、そのケータイが見つかったのも何かのご縁だし、友人が復活するのもご縁だと思って、タイトルにしました。