作為の蠢動

 作家の石平さんがツイッターで知らせてくれた。4月7日の朝日新聞に大きく意見広告が載った件である。「0414国会前大行進」への参加を促すもので、副題に「安倍政権は退陣を!あたりまえの政治を市民の手で!」とうたい上げられている。
 市民の手で……ねぇ(笑)。
 ワシャは恥ずかしいけれど朝日新聞を定期購読している。しかし残念ながらこの意見広告は中部版に載っていなかった。費用対効果からして東京版だけだろうね。
 この意見広告について石平さんはこう言っている。
《広告料の高いこの広告、「あたりまえの政治を市民の手で」と呼びかけているが、いくつかの大新聞にそれほど大きな広告を出せる人々は決して一般「市民」ではない。一部の人々は何らかの政治的目的で大金を使って一般市民をデモへと扇動する構図だが、そんなのは「あたりまえの政治」といえるのか。》
 おっしゃるとおり。作家の日垣隆さんやコラムニストの勝谷誠彦さんがアメリカの新聞に「拉致被害者」に関する意見広告を出されたときも大変な金額の掲載料が取られた。それを集めるために日垣さんたちがどれほど努力したか。日垣さんや勝谷さんを一般市民とは思わないけれども、そういった方々でも大変な仕事だったことが覗えた。
それがサ、朝日新聞の紙面を半分使ってデモの勧誘ができる、どれほどの資金を持った一般市民なんだ、こいつらは。主催は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」「未来のための公共」「Stand For Ttuth」だとサ。「戦争をさせない・・・・・・」はこちら。
http://sogakari.com/?p=3369
 賛同者には大江健三郎落合恵子香山リカ鎌田慧佐高信辛淑玉瀬戸内寂聴中山千夏山口二郎などが名を連ねている。この人たちが一般市民とは思わないけどなぁ。
お亡くなりになられた金子兜太氏、高畑勲氏、早坂暁氏なども、名簿に載っているけれど、有名人なら生死は問わないというのも、ある意味で凄い。賛同者は一般人ではないけれど、しかしてその事務所の実態やいかに。
 ふうむ、核となっているのは「戦争をさせない1000人委員会」「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」「戦争をする国づくりストップ!憲法を守り・いかす共同センター」なんですね。どの団体も長ったらしい名前だが、この付け方にサヨク臭がプンプンするなぁ。それに「実行委員会」を構成するのが「実行委員会」ってけっこう面倒くさい。
 取りあえず「戦争をさせない1000人委員会」の呼びかけ人を見てみよう。大江健三郎落合恵子香山リカ鎌田慧佐高信辛淑玉瀬戸内寂聴中山千夏山口二郎……って前のと同じじゃん。ここまで真面目にキーボードを打ってしまった。コピーすればよかった(泣)。同じ連中が屋上屋を重ねて大きく見せていただけなんだね。
 事務局は神田駿河台の連合会館1Fにある「平和フォーラム」というところらしいが、ここがその連合会館で総会を開いている。去年の来賓が社民党又市征治幹事長だったんだとさ。
 ううむ、ようやく馬脚が見えてきましたぞ。反日社民が背後で蠢いていたのか(笑)。

「未来のための公共」ってのもツイッター
https://twitter.com/public4f
とかはあるんだけど、そもそもの組織の母体がよく解らない。検索しても「シールズ」の後継組織であるとかないとか。でも山口二郎福島瑞穂が登場しているところを見ると、やっぱり同じ穴のムジナだわ。
 サイトに掲載されている発言も偏っている。
「その内、戦前みたいに、政府を批判したものは弾圧されてしまう世の中になってしまうかもしれない」
 っておまえ、それは支那中国に行って言ってこい。
「『おかしい』と思ったら声を上げていることができる、この普通の生活がいつまでも続いてほしい!」
 っておまえ、それは支那中国に行って言ってこい。
 記事の中ににやけた面をさらず管直人が出てきた。これでも「未来のための公共」が「未来もクソもない中共」ということが判った。
 そこに有田芳生議員もご登場である。もう日本嫌いのオンパレードですな。やれやれ。
 看板をどんどんと掛け替えるので、違った代物かと誤魔化されるのだが、まったく中身は変わらない。旧態依然としたごく少数の反日勢力による国民へのプロパガンダである。

 沖縄の理性である「ボギーてこどん」さんの情報に依れば、キャンプシュワブのフェンスに張られた横断幕にはハングルが記されている。
「maiko15904」さんのツイッターには「反安倍」でデモ行進する連中の写真がアップされているが「安倍」の「安」の字の横棒がなかったり、「受付」の「受」の字がヘンな漢字だったり、看板の裏の見えないところにハングル文字があったりと、どう考えても日本人ではない連中が「安倍政権」を倒そうとしている。安倍政権を倒して得をするのは誰か考えてみよう。鳩山や管のような政権が発足して喜ぶのは誰か考えてみよう。