謹賀新年

 明けましておめでとうございます。本年も引き続きましてよろしくお願いします。

 正月早々、寝正月を決め込んでいます。というのも朝帰りだったんですよ。朝帰りというと少し語弊があるかもしれない。午前3時前には家にいたから、未明帰りくらいでしょうか。
 年末も押し迫った29日に地元の友人から買ったばかりの携帯に電話がありました。前の「830P」のデータはすっかり失っていましたので、誰からの電話か判らず、戸惑いながら「どなたですか?」と対応すると「つれないじゃん」と言われてしまった。
 彼の要件は、地元の神社の厄年会の人数が足りずに振る舞いの予算が確保できないということで、ワシャにも「厄年会に参加してくれ」ということだった。会費は3万円、大晦日の神事とその後の直会、振る舞いまで付き合ってくれというのである。
 急だった。大晦日って明後日じゃん。それでも中学校の友人からの依頼なので、断らずに出かけましたがな。
 午後9時から拝殿でお祓いが始まる。太鼓が打ち鳴らされ、そのご神主が祝詞奏上、玉串奉奠、二礼二拍手一礼、それを順次行っていく。頭を垂れて、神職祝詞を聞いていると、これがなかなかいいんですね。日本語だけにお経よりも解り易い。単調な節には心を洗うものがある。ワシャが座った拝殿の床は白木の板で、あちこちに円い節が見られる。「昇る太陽のようだなぁ」とか考えながら聞き入っていた。
 それが終わると着替えをして振る舞いの準備である。夕べは小雨もぱらついて寒い夜だった。午後11時30分くらいから拝殿前に行列ができ始め、それが午前2時くらいまで途切れなかった。その間、樽酒やお汁粉を注ぎ配り、子供にはお菓子を渡す。四斗樽と大鍋2杯のお汁粉を用意したのだが、それが見事にはけた。
 後片付けをして、神社の戸締りをして、家に戻ったら午前3時前だったというわけ。お蔭様で厄は祓えて、新年早々寝不足になっております。

 この日記が15年目に入りました。これをひとつの目標にしてまいりましたので、ある意味で一区切りがつくのかなぁと思っています。

 本年が皆さまにとりまして、素敵な一年でありますよう心からお祈りしております。