市長三態

 今朝の朝日新聞の愛知面。
 左肩の記事が西尾市の記事である。26日の日記でも愛知県西尾市の市長選について触れた。77歳の現職が38歳の新人にWスコアとは言わないけれど、それに近い得票差で敗れた。争点はいろいろあったと思うが、現職は「年齢的な面で、市民の間で『若い人にやらせたい』という気持ちもあったと感じた」と分析している。ありゃま、そんなことは最初からわかっていたことですよね。
 2期目に入った時点で73歳である。年齢を考えればそこから後継者を育てていればよかったのに。後継者がいないということは、3期目も継続するという意思が端からあったということ。突然、77歳になったわけではなく、当然、想定できることだったのだから、そのことを言い訳にするのはどうなんでしょう。
 しかし、やはり高齢者の多い議会は前市長派が多いらしく、見出しは「西尾新市長 議会と距離」となっている。若い市長の新航海はどうなりますことやら。

 西尾市の下に、岩倉市の記事があった。今年の1月に勇退した岩倉前市長(68)が防犯カメラ100台など2400万円の寄付を市に申し出たという。この市長、在職中から退職金を受け取らない意向を示していた。だから退職金はみんな市のために使い切るのだそうだ。2期で潔く勇退したことも併せて、しっかりとした哲学を持つなかなかの人物とみた。

 その左側に写真がある。横綱稀勢の里に投げられ倒れている男の背中が写っている。どこかで見たことにある趣味の悪い横縞のシャツ……あ!ミャーミャー名古屋市長だ。稀勢の里名古屋市公館を訪問し、ミャーミャー市長や大村知事と会談した。そこで両首長が稀勢の里の胸を借りたのだそうな。やれやれ。