東海エンタメの街

 最近は年齢を重ねて枯れてきたせいか、クリスマスというイベント自体にさほど興味がなくなった。とはいえ朴念仁ではないので、世間の皆さんが楽しんでいることに異を唱えるものではない。もちろん若さがみなぎっていた時期、ちょうどバブルの時代でしたなぁ。その頃には、12月にはいるとそわそわしてきて、仲間とつるんでディスコを貸し切ってクリスマスパーティを主催したりしたものだ。サンタクロースの名を借りてオネーチャンとバカ騒ぎをしていたんですね(遠い目)。
 だから夕べも普通に家で飲んでいた。テレビをBGMにして、炬燵のテーブルで『ミッケ!』をやりながら、時折、思い出したように、脇に置いてある碁盤に石を並べる。今、子供向けの入門書『囲碁はこんなゲーム』(偕成社)で勉強をしているのだ。ただ集中してやらないのでちっとも腕が上がらない。
 午後9時に「出没!アド街ック天国」が始まった。今日のテーマは「東京エンタメな街」である。これがおもしろかった。
http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/backnumber/20161224/
 新宿2丁目、銀座、原宿などの定番スポットが上がっていたが、7位の後楽園でプロレスのメッカ「後楽園ホール」が取り上げられた時には、碁石を持つ手が止まった。プロレスの様子を映し出したときオカダ・カズチカ
http://www.njpw.co.jp/78143
が登場したのである。おおお、安城市出身のオカダくんではないか。オラが町から出て、日本のエンタメ業界で名前を売っているのは今のところ彼だけだろう。この人物を使わずして誰を使うのか(なにを言っているのか解らないと思いますが)。おおお、往年のプロレスファンの血が騒ぐわい。
 11位の六本木も懐かしかった。六本木金魚
http://www.kingyo.co.jp/
は何度行ったことか。昔、麻布に会社関連の研修所があったんですね。その研修所に先輩たちが3ヶ月ほど泊まり込みで勉強をするんだけど、その陣中見舞いということで、よく出かけたんですわ。研修期間がちょうど12月からだったんで、六本木もクリスマスムードに染まっていましたなぁ。ゲイバーもポールダンスも行きまくったという感じでしょうか。
 家でひとりで飲んでいたのだけれど、新宿2丁目のオネエが大合掌する「クリスマス・イブ」には大爆笑だった。う〜む、東京は楽しい。楽しいけど悔しい!なんとか名古屋近辺も「東海エンタメな街」を造らねばならぬ。東京ばかりにやられていてはダメなのだ。木造の名古屋城を造っている場合ではない。