議論にならない

 昨日放送のテレビ愛知「激論!コロシアム」
http://www.tv-aichi.co.jp/gekiron/
に、元沖縄県知事の太田昌秀氏が登場した。いろいろと持論を展開していたが、どの主張もきわめて偏向した考えに囚われている。
「基地として存在するアメリカ軍は脅威だが、観光で沖縄を訪問してくれる中国の存在は脅威ではない」
「話し合いで紛争は解決できる」
「東アジアに軍事的緊張など存在しない」
「沖縄から米軍基地をなくすことはできる。アメリカ軍のOBの誰それがそう言っているので間違いない」
「沖縄からアメリカ軍を追い出す。偉い学者がそう言っているからそれが沖縄の総意だ」
「沖縄は独立できない?沖縄をバカにするのか」
尖閣諸島は日本と中国と台湾と、仲良く使えばいい」
 砂漠のダチョウだった。今、そこに迫っている危機に耳目をふさいでしまっている。現実を見ない典型的な反日・反米・親中サヨクだ。

 森本敏さんなどは事実に基づいて一つずつ議論を展開していくのだが、太田さんの話は「誰それがそう言っていた」を根拠に「だから沖縄県民の総意だ」と一足飛びに飛躍してしまう。福島瑞穂がよくやる手で「抗議のメールが私のところにたくさん来ています」と言うわりに、実際には1〜2通というやつですわ。
 その手のサヨク詐話に、健全な国民がリテラシーをつけてきたということを、左巻きの皆さんはそろそろ自覚したほうがいい。