下の日記「東京でのセミナーのことなど」を書いた後、コラムニストの勝谷誠彦さんのメルマガを読んでいたら頭にきてしまった。それで、怒りにまかせてまた書く。
そういえば昨日のセミナーで、日垣隆さんも東京電力に対して怒っていた。勝谷さんもメルマガで東電の対応について火の如く怒りを露わにしている。
「週刊文春」の今週号を手に取っていただきたい。
http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/
手元にない人もいるだろうから、要約を書きますね。
福島第1原発で、自衛隊や消防の方々が命がけの作業を続けていることは周知のとおりだ。この方々の最前線の基地が、第1原発の南20キロのところにある東電の施設の「Jビレッジ」
http://j-village.jp/
となっている。こんな素晴らしい施設を前線基地に提供するとは、東京電力なかなかやるじゃないか。と、思いきや、東電側が自衛隊や消防に仮眠所として提供しているのは、レストランや通路だけなんだそうな。
「冷たいリノリウムの床に雑魚寝しろ」
東電はそう言っている。
「Jビレッジ」は収容人数264名の客室を持つ。120名が宿泊できる研修棟も同じ敷地内にある。なんで、そこを疲れ切って原発から戻ってくる自衛隊や消防に提供しないのさ。
この疑問に対して東電の幹部がこう言う。
「原発の危機が収束すれば、また使う予定となっています。ですから、たとえ、過酷な戦いをしてらっしゃる自衛隊の方々とは言えども、汚く荒らされるのは何とか避けたく……」
バカ野郎!
東京電力の不始末のために、自衛隊も消防も命をかけて放射能と戦っているんだ。それを「汚く荒らされるのは」だと。テメエらが日本の美しい山野を、美しい海を汚く荒らしているんだぞ。こういうことを平然と言える東電幹部の心根が汚く荒れているのではないか。
東京電力会長の勝俣恒久、潔くないジジイだとは思ったが、金に汚い守銭奴でもあった。
そして大盆暗が菅直人だ。このバカ(日本国の、仮にも首相をバカ呼ばわりしたくないですよ。でも本当にバカだからバカとしか言いようがないんです)が、昨日、被災地で大名行列をした。そして、この「Jビレッジ」に立ち寄っているにも関わらず、自衛隊や消防のおかれている状態に気づくこともなく、快適な公邸に戻ったのである。菅首相のしょぼしょぼした目にはなにも見えないんだよね。
菅直人も勝俣恒久も先の大戦で前線の兵士たちを見捨てた大本営と同じことをしている。こんな奴らに災害対応などできるものか。
(下にもあります)