現実的な選択をせよ その1

 今朝の朝日新聞の社会面に《陸自に「水陸両用部隊」》という見出しが躍った。内容は、防衛省が、陸上自衛隊の歩兵連隊の一部をアメリ海兵隊をモデルとする「水陸両用部隊」に改編をする検討を進めているのだそうな。
 21世紀の日本の仮想敵国は、中国で間違いない。対中国戦で全面戦争はありえない。というか、これだけグローバル化が進むとせいぜい許されても局地戦しか起きないだろう。そうなれば日中戦争の戦場は東シナ海に点在する島嶼をめぐっての戦いになる。実際に中国は、島嶼戦略上に有利な揚陸艦やパラシュート部隊を強化している。
 21世紀の日中戦争は汀(みぎわ)の戦いだ。つまり、強力な海兵隊を有したほうが勝つ。実際に戦争など起きなくともいい。強力な海兵隊東シナ海周辺に展開できれば、中国の富国強兵にある一定の歯止めが掛けられるだろう。

 高校の時の話だ。ワシャの通っていたA高校は、中途半端な進学校で、校風ものんびりした比較的自由な学校だった。だから、生徒にも全体的にのんびりした雰囲気が漂っていた。ワシャが高校2年の時だった。高校に隣接する公園で、A高校の生徒が、同じ市内にある実業高校の不良にたかられて、金品を巻き上げられるという事件が頻発した。
(下に続く)