大阪行は熱かった その1

 いやー、実に熱い一日だった。
 午後、新幹線で大阪に行く。梅田界隈でちょっとした集まりがあって、それに参加するためにである。昨日から「ちょっとした集まり」などと漠とした言い方をしているが、ことさら隠す話でもないので言ってしまうと、ジャーナリストの日垣隆さんを中心とする仲間が十数人集まって、「可処分所得を集団の叡智により増やしていこう」というテーマのもと喧々諤々の議論をしたのだった。この話は後ほどとして、まずは大阪行きの顛末について聴いてくだされ。

 昨日は何しろ暑かった。ワシャは最寄り駅の三河安城から新幹線に乗る。しかし、この駅、「ひかり」が停まらない駅で不便なことこの上ない。まぁ乗降客数が伸びないので仕方がないと言えば仕方がないのだが……。どちらにしても、ワシャの家からは近いので東京に行くのも、京阪神に行くにもこの駅を使っている。
 でね、チケットの購入なんだけど、ワシャは駅前のチケットキングの自動販売機を使っている。これだと東京往復でビール2本分くらいは浮くから、駅から少し歩かなければならないがそこで買う。
 今回の大阪についても東京同様に行き帰りのチケットを購入する。紙幣とコインを投入し、行き先のボタンを押すと封筒が出てくる。その中にチケットが1枚入っているのだ。「往」と「復」だから都合2枚……と思いきやチケットは4枚出てきた。「なんじゃこりゃ」としばし考える。しかし、この暑さで頭が茹だってまともな思考ができない。しばししばし、考えて、ようやくチケットが「三河安城−名古屋」「名古屋−新大阪」の2枚に分割されているのだということに気がついた。だから往復で4枚あるわけで、納得をして駅に戻った。
(下に続く)