時間を売ってください その1

 先日、友だちからこんなことを言われた。
ワルシャワさんは、生き急いでいませんか?」
 その質問の真意を確かめると「いつも忙しそうだから」ということだった。でもね、そんなに生き急いでいないんですよ。ワシャが尊敬する人たちに比べればのんびりとしたものです。
 でも、このところ、ちょっとばかり忙しかった。
 我社の副社長が3月末をもって退任するのだが、年が明けてから副社長室に呼び出されることが多くなっている。昨日も始業前から副社長室で、打ち合わせという名前の勉強会をやっていた。ワシャがアホなので、退任前の最後の指導をしてくれているのだと思う。ありがたいような……(苦笑)。
 仕事は確かに忙しいが、それなりに回っているので良しとしよう。問題はプライベートの方だ。
 ここ数ヵ月、知人のトラブルの調整に忙殺されている。端的に言えば、離婚の話なんだが、これがかなり負担ですぞ。昨日も、深夜まで、一方の当事者と打ち合わせをしていた。話が話だけに沈痛な時間がけっこう重たい。それに相談にのるのに、知識がまったくなくても困るので、読みたくもないのに、
『女性のための損をしない離婚の本』(自由国民社
『女の離婚相談室』(成美堂出版)
『男のための最強離婚術』(メタモル出版)
を購って読んでいる。こんな本はいつもの本屋では買えないので、隣町の大型書店でこっそりと買った。それでも3冊まとめてレジに出すと、レジのオネーさんが少しだけ「ギョッ!」として、ワシャの顔をしげしげと見つめるではあ〜りませんか。
「ワシャが離婚するんじゃないんですぞ」
 とも言えないので、「どうもー」てな感じで愛想笑いを浮かべるしかなかった。
(下に続く)