ハイチ協和国の首都ポルトープランスの直下でM7.0の大地震が起きた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100114-00000005-jij-int
ハイチは、カリフォルニア半島からからベネズエラ沖にかけて弧を描く3,200kmの大アンティル諸島、小アンティル諸島の中にある。この島々の連なりは、地球の表面を構成する地殻の北米プレートとカリブプレートの攻めぎ合いによるものである。列島の北側にはプエルトリコ海溝などもあって、地形的に日本列島周辺によく似ている。だから地震も多い。
ハイチは北海道より少し小さいヒスパニョラ島(76,000平方km)の西側3分の1を国域としている。地図を逆さまにして見ると、ヒスパニョラ島は竜の頭のような形をしている。首都ポルトープランスは真っ直ぐに伸びた角の付け根あたりにある人口200万の大都市である。神戸より大きい。そして建築基準法など存在しないだろうから建物は脆弱だ。そしてとても貧しい国である。医療体制もままならない。今後、時間を追うにつれ被害は拡大していくだろう。先進国は早急に救援活動を実施しないとたいへんなことになる。まずはアメリカの支援が重要だ。