困った爺ちゃんたち(昨日の続き)その1

 自民党には「70歳定年制」というルールがある。それを票が稼げるからという理由で無効にしていたら、いつまでたっても党の若返りなどはできるもんじゃない。70歳になったら、どんなに自分に自信があろうとも後進に道を譲っていく。それが潔さというものではないのか。このところの政治家にもっとも欠落しているものは、潔い出処進退である。
片山虎之助氏(参議院岡山落選)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/house_of_councilors_election/?1262902757
青木幹雄氏(参議院島根)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100104-00000180-mailo-l32
エロタフ氏(衆議院福岡2区落選)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100107ddm005010004000c.html?inb=yt
保岡興治氏(衆議院鹿児島1区落選)
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20100107ddp041010025000c.html?inb=yt
久間章生氏(長崎2区落選)
この69歳のお年よりは、自らの去就について「まだ分からんよ。政治は若いのじゃなければできない、という風潮にカチンと来ている」と言っている。おいおい、そんなら「政治はジジイでなければできない」ということもないんじゃないの?おれじゃなければだめなんだという無意味な自信はどこから出てくるんだ。

 でも、なんでこ爺さんたちは、参議院に鞍替えしてまで、国政の場に戻りたいのかねぇ。政治家というのはそれほどまでに魅力のあるお仕事なんですね。戻る先が、自民船という沈没しかかっている泥舟だというのに。まぁ泥舟にしたのも、沈没の原因をつくったのもこのお歴々だから、「沈没するなら船とともに」という気持ちがあるのかもしれない・・・・・・わけがない!この顔ぶれは、そんな殊勝なことを考えるタマじゃないし、端からそんな潔さはありまへんで。
 70越えの爺さんのもったいつけた中味のない発言より、蓮舫議員の切れ味のいい事業仕分けの方が見ていてよくわかる。もう70越えのジジイの出る幕はない。
「老醜よさようなら」国民の多くはそう願っている。
(下に続く)