(上から続く)
ひるがえって北京オリンピックのときの開会式、とびきりの美少女に口パクをさせて、これまたずば抜けた美声の持ち主の少女に陰で歌わせた。美少女も、美声も本物なのに……なぜ中国という体制は本物と本物を組み合わせて贋物にしてしまうのだろうか。少しぐらい下手でもいいから美少女に歌わせればよかったし、少しくらいオヘチャでも美声の少女に堂々と歌わせてもよかった。イギリスの美声おばさんのスーザン・ボイルさんだって
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/susanboyle/
おかちめんこでもとんでもない人気を博しているではないか。おへちゃでも美声少女に歌わせていれば、すごい人気が出たかもしれないのに、小手先でごまかそうとするから大きなチャンスを逃してしまった。中国の支配層には、「自由な国では本物が正しく評価される」ということが理解できないのだ。
さあて、中国が低炭素社会をめざすとして、うごめき始めた。とりあえず世界に示したCO2削減数値は、GDP(国内総生産)比40〜45%というわけの分からない数値である。45%ときくと「ええっ!」と思ってしまうが、こんなものちっとも削減になっていない。GDPが上昇し続ければ、CO2も桁外れに上昇するというもので、経済成長著しい中国にあってはどうやったって1グラムのCO2すら削減できまへんで。GDPとCO2削減を組み合わせた贋物の数値目標といっていい。
中国は2020年目標として、森林面積を4000万ヘクタール増やすとしているが、また、ハゲ山をミドリのペンキで塗るんじゃないでしょうね。