筑紫哲也を絶賛 その1

 これだから朝日新聞はやめられない。今朝の天声人語である。出だしはこうだ。
自民党が突っ込み、民主党がしのぐ国会論戦。攻守交代の光景を、筑紫哲也さんならどう論じただろう。》
 そして、一周忌に際し、社の先輩をこう持ち上げる。
《希代のジャーナリストが逝って早いもので1年になる》
「希代のジャーナリスト」って、「世に稀な、非常に珍しいジャーナリスト」っていうこと?いわゆる「珍ジャーナリスト」ってことですよね。

 確かに筑紫哲也は「珍ジャーナリスト」だった。有名なところでは、1995年の阪神淡路大震災の現場で、家が燃えて煙が立ち昇っているのを見て「まるで温泉地に来ているようです」とコメントした。ほぼ「アホ」である。自分が今どういう状況に立っているのか、客観的に理解できないようなジャーナリストのたわ言など聞きたくもない。

 昔むかし、筑紫哲也がメインキャスターの「ニュース23」という番組があったでしょ。社会党の凋落が始まった平成11年に、番組の中でこんなことを言っていた。
「周辺事態法、盗聴法、国民総背番号制、国旗・国家法制化、本来なら相当考えなければならない話がスススッと通っていく。これが異様さの中心かなと……」
「とにかくいわば無反応の壁というものに相当悩まされている」
「不安やいらだちがあるときに何か強いものでむしろ自分をきちんと縛ってくれいう欲求すらあるんじゃないか」
 筑紫哲也の小難しい発言を通訳しますね。
 永年、応援していたサヨク勢力が衰退し始めた。社会党社民党と名前を変えたものの前年の参議院議員選挙で大敗し存亡の危機に立たされている。自分の応援するサヨクが衰えてきたのは、国民がバカだからだ。国旗・国家法制などに反対をするサヨクを選択しなかったので、軍靴の音が聞こえ、もの言えぬ時代が到来した。
 かなりの意訳だが、概ねこんなことを言っていた。典型的な左巻きと言っていい。
(下に続く)