代議士たちの明暗 その1

 福岡4区の渡辺具能氏が落選した。マンションの耐震偽装で国会が大騒ぎになった時に件の建築士らを国会に呼んで追求をした。その時に自民党の質問者として登場したのがこのオッサンだ。でね、このオッサン、証人を追及することを忘れてもっぱら己の知識の開陳に終始してしまった。「ぼくはこんなことまで知っているんだ」とほとんどの国民が新聞やニュースで熟知していることを得々と語ってバカを全国に晒したこのオッサンを覚えてますか。福岡4区の有権者はこの夜郎自大な元官僚のオッサンを落選させた。賢明な選択だ。

 栃木2区の西川公也氏も落選してしまった。民主党の候補者にWスコアでの負けは惨めだ。やっぱり地元でも評判が悪かったんだね。
 こちらをご覧くだされ。
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20081118
 ワシャは2008年の11月にこの人物をテレビで見た。発言、人相などがいかにも官僚寄りで胡散臭く上記のようなことを書いている。栃木2区の有権者もいい選択をした(拍手)。

 群馬5区の小渕優子りんである。よほど代議士というのは気楽な家業ときたも〜んだ。出産を間近に控えて、それでも出馬してご当選である。普通の仕事に従事する女性は産前産後の休暇を取って出産に対応するのだが、国会議員は出産がまったく仕事に支障を来たさないらしい。見事、社民党候補者の3倍の得票で大勝をした。これだけの自民逆風を受けながらである。
 だからさ、社民党ではダメなんだって。サヨクゴリゴリ政党では自民党を支持してきた有権者の受け皿にはなりえないんだ。群馬5区だけではない。東京8区で民主は社民党保坂展人氏を推薦し、民主の候補を出さなかった。結果として自民党石原伸晃氏の当選を許してしまった。社民などとの連立を考えず、全選挙区に候補者を立てればよかったのだ。
(下に続く)