季節がない

 何気なくテレビを点けていたら、「どっひゃー!」とひっくり返ってしまった。
「灯りをつけましょぼんぼりに〜♪」と「うれしいひな祭り」のメロディーが流れてきたのだ。おいおい、まだ正月も来ていないというのに、雛祭りでもあるまい。
 夜の街にはクリスマスを5日も過ぎたというのに、相変わらず環境破壊なイルミネーションがギンギンギラギラしているし、テレビの中では、この寒い季節にほぼ裸の芸人が一発芸を披露している。
 人のことは責められない。ワシャの書庫(物置ともいう)だって、あと1日で平成19年が終わろうとしているにもかかわらず、未だに大掃除が終わっておらぬ。まぁ掃除したって本だらけでもともと季節感なんてあったものではないんですけどね。
 それでは季節感を取り戻すために季節の童謡を歌います。
「わたしはまっかなりんごでしゅ〜雪のふる夜は楽しいペチクワ〜雪のふるまちをおおおお〜雪のふるまちをおおおお〜かきねのかきねの曲がりかどぅ〜山はしろがね〜朝日をあびていえいえい〜雪やこんここ霰やこんこここけこっこ〜♪」

 多少なりとも季節感を味わっていただけましたでしょうか。