忙中閑あり

 余裕がないとか言いながら、結構、余裕があったりするんですな、これが。
 今夜は20年ぶりの仲間と旧交を深めたのじゃ。友人と言っても、皆、後輩ばっかりだったので、先輩のワシャの出費はなかなかのものでしたぞ。でもスパッと耳を揃えて払っておいたので気持ちいいんですね。ただし懐は寒々しくなっちまいました。でもね、これが江戸っ子の心意気というやつで、宵越しの銭は持たねぇ、という気持ちで生きております。
 と、言いながら明日仕事場の机の上に溜まっているだろう書類のことを考えると、憂鬱になってしまう今日この頃であった。