この9月からユカギルマンモスの再調査をするんですと。「永久凍土に埋まっている可能性がある胴体などを探す」おいおい、まだ探している段階かよ。マンモスはこの万博の大きな目玉だったはずだ。開幕したら、実はどこぞの博物館から借りてきました、というのはなしにしてね。
また外国館(スペイン、イタリア)の展示スペース「モジュール」の写真が新聞掲載されているが、食品工場の裏口風景かと思うくらい殺風景な眺めだ。大阪万博のイタリア館は斜めになっていて凄かった。未来がそこにあった。
ゴンドラはスキー場にあふれているし、モリゾーのぬいぐるみは怖いし、ワンダーホイールはどう見ても、スポーツジムにあるペダル漕ぎマシーンだ。
会場の警備・防災態勢についてもとくとくと書かれているが、そんな裏方の話はどうでもいい。安全がきっちりと確保されていればいいわけで、それよりも「夢」の部分を語ってよ、愛知万博協会さん。朝日新聞で、会場整備部長さんがインタビューに答えている。語っているのは、環境にやさしい工法や、コスト削減の話ばかりである。そんな話はどうでもいいから「未来」を語ってよ。