慶長5年9月15日早朝、関ヶ原に小雨が降っている。それが止み、霧になった。霧につつまれた関ヶ原に16万にもなろうかという大軍団が息をひそめて、その時を待っていた。 前夜は大雨だった。豪雨の中、還暦を迎える徳川家康は関ヶ原の桃配山本陣で野営している…
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