2019-11-30から1日間の記事一覧

かんばせは冬陽仰いで霊車ゆく

昭和60年にモスクワでつくられた句である。作者は中曽根康弘氏。ソビエトのチェルネンコ書記長の葬儀に列席した時のもとなる。 「かんばせ」はチェルネンコの顔である。それが心細げなモスクワの陽光を受けつつ霊柩車に乗せられて去って行った、そんな景色を…