2016-01-04から1日間の記事一覧

望月のまどかなる事は、暫くも住せず

早速、『徒然草』を読んでいる。「望月の〜」は、第二百四十一段の冒頭である。この段で兼好は言う。 《十五夜の満月といっても、まんまるの状態は一瞬のことであり、一夜の内にも、月の成長と衰えがあり、気をつけて見ていないとその変化に気づくことはない…