《弥生も末の七日、明ぼのゝ空朧々として、月は在明にて光おさまれる物から、不二の峰幽かにみえて、上野・谷中の花の梢、又いつかはと心ぼそし》 芭蕉、おくのほそ道への出立の場面である。「弥生も末の七日」とあるから、旧暦の3月27日ということになる。…
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