2013-09-04から1日間の記事一覧

都築弥厚

「中空や 隣となりも 月静」(ちゅうくうや となりとなりも つきしずか) 中天に皓皓たる望が掛かっている。作者は、広い屋敷の庭に出て、空を仰いでいる。時は文政の頃(1818〜1829)であろう。吟じているのは、三河の分限者、都築弥厚(つづきやこう)であ…