小津安二郎監督の『晩春』は父と娘の殉愛を描いた名作である。何度見てもいい。紡ぎ方が繊細なので、映画のいたるところに隠されたものがある。それを見つけるという作業も楽しい。 この映画では、途中に能の場面が出てくる。演目は「杜若」、それは晩春とい…
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