午前4時、東に向いた小窓が白みはじめる。午前3時ごろから本を読んでいたのだが、夜明けの匂いを嗅いで、南の掃き出し窓に立ててある雨戸を開けた。 おお、風は落ち着きを取り戻している。上を見れば、雲に濃淡がある。とすれば、やがてそこに切れ間ができ…
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