2009-09-21から1日間の記事一覧

山巓(さんてん)の寺

司馬遼太郎の『濃尾参州記』にこんな文章がある。《神社があり、そこが、六百年前、徳阿弥が逗留し、その後、婿として家をさかんにした松平屋敷の跡らしかった。その一段上が、尾根で、いわば山巓である。そこに浄土宗高月院があり、高い松の木が一幹(ひと…