2004-03-08から1日間の記事一覧

小唄をきく

「浮気同士がついこうなって ああでもないと四畳半 湯のたぎるより音もふく あれ聞かしゃんせ松の風」 とある城下町の川沿いにあるホテルの2階座敷、三味線の爪弾きに合わせて、和服姿の妙齢の女性が、殺した声で唄っている。 浅春の昼下がりである。客の前…