被災地に支援物資を運んだ女性が愚痴っている。
http://www.news-postseven.com/archives/20110401_16362.html
《高速で行けば5時間ほどの道のりを10時間かけて到着。しかし、ようやく物資を被災者に手渡せると思ったA子さんを待っていたのは、行政による“たらい回し”の現実だった。》
この女性、災害時の支援についてまったく知識がない。とにかく何かをしなければという思い込みでむやみに動けば、こういうことになる。そして、こういう人は災害現場では極めて迷惑な存在なのだ。
この女性、仙台市役所で「個人からの物資は受け付けていない」と言われ憮然としたようだが、被災地としては必要な物資が欲しいわけで、必要のないものを大量に持ち込んで、善意の押し売りをされても困ってしまう。
「たらい回し」と言うが、不必要な物品を置くスペースはどの場所にもない。だから、最終的に集積倉庫に回されたんだと思いますよ。中越にも、不必要な物品を1箇所に集めていましたからね。
《30人ほどの人が仕分けをしていた。しかし、緊張感は全くなく、救援物資のパンをかじり、チョコレートをポリポリ食べながらの作業だった》
多分、学生ボランティアかなんかだったんでしょう。救助活動じゃないんだもの、カリカリしながらやっても仕方ない。カリカリしているのはこの女性だけだったりして。
(下に続く)