中国に畳み掛ける その2

(上から続く)
 しかし、現政権にしがみつこうとしている連中はどうにも尊敬する気にはなれない。やっていることが文化大革命天安門事件からちっとも進歩していないのである。むしろ、それ以前の方がはるかに開かれた政権だったのに、いまや北朝鮮のコピーのようなことをやっているだけで、むしろ国として後退しているようだ。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101009-OYT1T00151.htm
 政治的に意見の違う人を逮捕したり、迫害したり、放送中の映像を黒くしたり、関係者に保安要員を張り付けて行動を制限したり、公安警察を動員して取材を妨害したり、こんなことを平然とやっている国が、まともな国であるわけがない。スッカラ菅政権は、こんな国に一目も二目も置いているようだが、まったくそれに値しない体制と言っていいだろう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101009-00000026-jij-int
 欧米が対中包囲網を形成しつつある。日本もこれに遅れてはならない。ずっと昔から言っていることだが(そうでしょパセリ君)、東アジア、韓国、東南アジア、南アジアの自由主義国家で中国のぐるりを囲む共同戦線(軍事的にも経済的にも)を構築するべきなのだ。その連合体と中国で交渉をする。そういった交渉方法を取らなければ、巨象(風船の象、虚像かも知れないが)を馴致することなどできるわけがない。

 1989年のベルリンの壁崩壊、1991年のソビエト連邦の消滅、その次に続くのは、中国人民の自由と人権の獲得だと思っている。張景子
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B5%E6%99%AF%E5%AD%90
だって、日本人になりすまして、日本の選挙をやるばかりでなく、母国でも選挙をやってみたいだろう(笑)。
 中国に自由と人権がもたらされれば、これは大変革である。これが起きれば、人類の歴史は間違いなく新しい段階に入っていく。今回のノーベル平和賞が、その切っ掛けになってくれればいいのだが。
(下に続く)