地球温暖化ミステリー

 環境ビジネスで大金持ちになったアル・ゴアさんが「地球は温暖化している」と言っていたから安心していたのに・・・・・・。
 ヨーロッパを襲った大寒波で凍死した人々から、こんな怨嗟の声が聞こえてきそうだ。
 次いで、今、北東アジアが大寒気流に襲われている。日本ではホームレスに凍死者は出ていないが、登山者に犠牲者が出ている。中国大陸や朝鮮半島も極寒の中にあり、破綻国家の北朝鮮ではまた無辜の民が金将軍と冬将軍の二人に苦しめられている。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=124742&servcode=400§code=400
 ついに「中央日報」がいぶかり始めた。
《最近の気象異変を見ると、本当に地球温暖化は正しいのかという疑問を抱く。》
 そう言いたくなるのもわかるよね。ソウルという大都市に25センチもの大雪が降った。気象専門家たちは「今年の冬は寒くない」と予想していたのに、予想に反して北半球はカチンカチンに凍りついてしまった。気象専門家の予想なんて、競馬の予想屋と大差ない。いやいや競馬の予想屋のほうが的中率は高いから、「大差ない」などと言っては予想屋の皆さんに失礼だ。
 それでもね、半年後の気象すら当てられない気象専門家は負け惜しみを言う。
「世界的な寒波・大雪は今年だけの一時的な現象。これを温暖化傾向に逆行するものとは考えにくい」
 あ、そうなの。一時的な現象なのね。だったら、1998年までの温度の上昇も一時的な現象といえないこともない。自分たちに都合のいい現象は長期的に考えられる減少で、都合の悪い現象は一時的ですかい!
 浜田和幸ノーベル平和賞の虚構』(宝島社)にはこうある。
《北極の氷が融けて、シロクマの居場所がなくなる、淋しげな雰囲気がスクリーンに映し出される。けれども、あれは毎年夏には必ず見られる現象なのだ。》
 アル・ゴアの『不都合な真実』は映画にもなっている。あの中でシロクマ君は悲劇の主人公を演じているが、あの演技もほぼウソの塊であることがばれてしまった。でも、アル・ゴア、ばれる前に大金を稼ぎ、ノーベル賞まで掠め取っていっちまった。これをミステリーと言わずして何と言う。