書棚にあるレファレンス本いろいろ2

(世界の神話百科 東洋編)原書房
 ヒンドゥー教の神「ハヤグリーヴァ」の像が載っている。恐ろしい神々の指導者だそうで、そのお姿は確かに迫力がある。顔は3面あって、敵の頭蓋骨を冠にして被っている。怒髪は天を尽いている。手は6本、腹は太鼓腹で足は太く短い。
この本、アジアの神々の人名事典といったところか。
イスラーム世界事典)明石書店
 イスラーム圏の話題は今や新聞の定番となっているから、手元に置いておきたい一冊だ。アラビア文字の書体いろいろから、イスラームの各種団体、部族の解説、カダフィーからサドル家まで網羅しなかなか丁寧にまとめてある。巻末に「イスラーム暦・西暦対照表」、「イスラーム関係年表」、「文献案内」、「索引」がまとめてあるのも親切で好感が持てる。使いやすい。
古代エジプトファラオ歴代誌)創元社
 吉村作治監修。古代エジプトの歴史をわかりやすくまとめてある。やはりINDEXが巻末にあるので使いやすい。この手の本で索引のないものはまず駄目本といっていい。
(聖書人名録)新紀元社
 アダム、エバアベル、カインから始まって、ザーメンを地に流した男「オナン」(「お、何?」はここから来ている)、ラメセス2世、モーセダビデ・・・と、聖書に出てくる人々を細かく網羅している。巻末の索引は、当然あるのである。
(仏教語源散策)東署選書
 日常の言葉の中から、仏教起源の語を取り出して、その語源やエピソードを拾っている。選書だがきちんと索引もあって調べやすい。読物なので頭から読んでいっても面白い。

 宗教関係の本ばかり並んでしまったが、別に宗教に興味があるわけではない。たまたまレファレンス系を見つけるとついつい買ってしまうのである。これを買うと知識が増えるんじゃないか、と思うわけなんですが、思うように知識は増えませんねぇ。