ときおり、歴史は、さしたる器量を持ち合わせていない人物を表舞台に押し出すことがある。 例えば、田中光顕伯爵である。『国史大辞典』(吉川弘文館)で彼の項を見れば、きらびやかな経歴がずらりと並ぶ。明治元年、25歳のときに、兵庫県権判事になってい…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。