2010-04-15から1日間の記事一覧

「たちあがれ日本」の致命傷

司馬遼太郎は『国盗り物語』の冒頭を、斎藤道三の声について書き起こしている。 落ちついている。 声が、である。 この短い二つの文章から123万字に及ぶ大長編が始まる。 ページを1枚繰る。そこにも道三の声について「さわやかな声である」と書く。余程…