2005-10-17から1日間の記事一覧

源融(みなもとのとおる)という貴族がいた。 平安朝の始め、もっとも天皇の権威が顕示されていた時代のことである。桓武天皇の後を嗣いだ平城天皇が「薬子の変」で失脚して弟の嵯峨天皇が即位をする。弘仁14年(823)のことである。この天皇、随分と精力家…