反省のときは終わった

 先の戦争で日本は敗北した。敗北したことにつけこまれて、戦勝国アメリカなどにずいぶん遠慮を強いられてきた。戦勝国ですらない中国、韓国にも、言いがかりをつけられて、巨額の金品をせびられてきたことは言うまでもない。
 韓国にいたっては、戦後のどさくさにまぎれて火事場泥棒のように竹島の領有権を主張し、あろうことか、実効支配をする始末。
 日本は「反省猿」の如し。ひたすらペコペコあやまって、言うことも言わず、まさに奴隷の卑屈さを全世界に体現した。
 でもね、あれから67年が過ぎている。67歳以下の日本人は存在すらしていなかったので、あの戦争に関して非はないよね。戦前に生まれていた人たちだって、選挙権のなかった国民には、戦争を始めたことの責任はないだろう。
 そう考えると、先の戦争について責を問われなければならない現国民が何人いるのだろう。ほぼ0ではないか。
 そもそもワシャは、先の戦争を欧米にはめられた戦争だと思っている。開戦の責は、欧米列強に過半があると断言していい。だから、元々反省などする必要はないと思っている。だが、戦後処理外交でも敗北(ここでも負けたのね)して、現在の卑屈な日本政府がある。ずっと土下座しっぱなし、金を貢ぎっぱなし。

 これなんかも、情けない話である。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0328&f=national_0328_045.shtml
 日本政府が毅然たる態度をとってこなかったので、韓国あたりにいいように扱われている。腫れ物にでもさわるような外交をしてきたツケがここにきて吹き出してきた。腫れ物にメスを入れる英断が必要だったのだが、日本政府はまずい外交ばかりやってきたのだ。
《韓国の外交通商部の報道官は「日本政府が誤った歴史観を合理化し、美化する内容を含めた高校教科書の検定を通過させたことに強く抗議する」とする声明を発表し、「深い失望と遺憾」「わが領土に対するいかなる不当な主張も容認できない」と厳しい姿勢を見せた。外交通商部の報道官は続いて「歪曲された歴史観の最大の被害者は、日本の未来を担う青少年という点で、不憫に思えてならない」と述べた。》
 偽りの歴史を合理化し、捏造の歴史を美化しているのはどこの国か。ウソをつき続けることが、自国民にいい影響を与えるとでも思っているのか。
 反省はもういい。日本人は毅然と顔をあげて国際社会の中でふるまうべきだと思う。