12月16日に野田首相が福島原発の終息宣言を出した。
http://www.j-cast.com/2011/12/16116749.html?p=all
しかし、現実はこれだ。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201203270702.html
福島第1原発の格納容器内で、72.9シーベルトの放射線が観測された。この放射線に曝されると、人は6分で死ぬ。このレベルでは遠隔操作する機器も故障するという。まったく手が出ない状況、つまり炉は暴走している。
このどこが「終息」なのか。
素人が考えても、12月16日の段階で、「安定した状態」などと言えない。しかし、野田首相は、官僚にそう言わされてしまう。それをそのまま言ってしまった野田首相に失望した。
もっとも懸念すべき福島第1原発ですらこの体たらくなのである。野田首相は、しきりに「増税」を叫んでいるが、ウソばかりついてきた政府や官僚を信用しろというほうがどだい無理だ。
うえ〜ん、厨川白村の本を「e‐hon」で注文したが、「品切れです」との回答がきた。困った。「日本の古本屋」で探すか……。