阿久根市を立て直すために その1

 元阿久根市長の竹原さんのブログが酷い。酷いのでリンクも貼りません。
 そもそも竹原さんは、「公務員は悪である」という一点のみで発言、行動をするから話がこじれていく。確かに竹原さんの言うとおり、公務員には悪いやつがいるかもしれない。怠け者もいるだろう。だが、「まてよ、もしかしたらまともな公務員もいるかも」という視点ももちながら事に臨むべきではないか。善か悪か、是か非か、二元論では議論はちっとも深まらない。
 竹原さんは言う。
《現代の日本には身分制度があります。公務員です。公務員は仕事の中身よりも、その中の身分によって待遇が決められます。公務員たちにはそれぞれ職務という名前の係りがありますが、本質的に市民の暮らしには興味がありません。》
 確かに公務員の給与が、仕事の差で変わるということはまずないでしょう。営業成績のように一目で優劣がつけられないからである。それでも最近はそれぞれの仕事をなるべく具体化して、どのくらいの業務をこなしたのか、その成果を評定につなげる努力をしている自治体もあると聞く。
 そして、少なからぬ公務員は「市民の暮らしをどうすれば向上させることができるか」「衰退する産業をどう支えるか」「シャッター街をどうしたら元気な街に戻すことができるか」そういったことを日夜考えている。真剣に仕事に取り組む公務員は数多存在しているのだ。竹原さんが断言するように「市民の暮らしに興味がない」などということはない。
(下に続く)