愛知県豊橋市の佐原光一市長が3日に記者会見で「民主党の新人が当選しても何の役にも立たない。国とのパイプがあり、東京で起きている情報を的確に収集できる政治家を応援したい」と発言した。
ああ、まだこんなバカが地方の首長をやっているとは……
佐原市長、昨年11月の市長選に15区選出の山本明彦代議士の働きかけで立候補し当選をはたした。元国土交通省のキャリア官僚で、中部地方整備局副局長の時に白羽の矢が立ったというわけで、与党議員、キャリア官僚のもたれ合いの構図がそのままここにある。
ワシャは同じ愛知県ながら、山本明彦なんていう代議士の名前を聞いたことがない。東京で何をやっていたんだろう。きっと静かな代議士だったんだね。
おっと、この人も今流行の世襲議員かよ。義理の祖父は豊橋市市議会議長、愛知県会議員、義父も愛知県議会議員、ご本人も県議から国政に出ている。完璧な地方世襲議員の一人だ。
だいたい与党議員が役立たずだったからこの国が傾いてきたんじゃないか。中核市の市長ともあろう人物が、そんなことも見極めれず偏った判断しかできないから、豊橋市の行政が今一つぱっとしないのである。
昨日、民主党の岡田幹事長が「陳情政治を前提にした物言いだ。首長が(霞が関の)役所の課長や局長に頭を下げることが当たり前だと思っている」と指摘した。
佐原市長、図らずも自身が「守旧派」であることを暴露してしまったようだ。
こういった旧態依然とした勢力を駆逐していくのが、平成21年政変だと思っている。くどいようだが自民も民主もない。志の高い優秀な政治家が一人でも増えて、この国のかたちを変えていくことこそが重要なのである。
ついでに言わせてもらうと、佐原さん、優秀な経歴をお持ちかもしれないが、国の役人として30年のキャリアを持っている。残念ながらこういった人の頭は中央集権で凝り固まっているケースが多い。稀にそうではない官僚もいるが、押しなべて霞が関中心主義に染まっている可能性が高い。要注意だわさ。
役に立つか立たないかは有権者が決めること、天下り首長が上から目線で偉そうに言うな!