徳川実紀 その2

(上から読んでね)
 さて冒頭の水上邸狼藉事件のことである。この事件はなんと幕府の中枢にまで聞こえてしまった。そのためホストの水上さんを含め全員の旗本貴族が処分されることになったのだ。不行き届きということなんでしょうね。
天明七年一月一七日、書院番頭小堀河内守正弘(3000石)。大久保大和守忠元(6000石)過失ありて職をとかれ、御前をとどめられ寄合となる。同じく酒井紀伊守忠聴(7000石)、西書院番頭水上美濃守正信(3000石)、小姓番頭内藤安芸課見政範(5000石)、能勢筑前守頼直(4000石)、三枝土佐守守義(6000石)、小笠原播磨守宗準(4500石)同じく御前をとどめらる」
 なんてことが事細かに書いてあるんですな。いずれ鈴木さんのようにじっくりと腰を落ちつけて読みたいものだが、それは退職して悠悠自適になってからの夢ということにしておこう。やれやれ。