昨日の「クローズアップ現代」は日本の航空各社でのトラブル続発について、「定時性」を追求した結果、「安全性」がなおざりにされていると指摘していた。
ライバル会社との競争激化の中で、航空機を少しでも早く定刻どおりに飛ばそうと思えば、準備や点検の時間を切り詰めざるをえない。この準備・点検の丁寧さが乗客の安全に直結しているにも関らず、である。
これはなにも航空会社に限ったことではない。多くの企業は効率性を求めるあまり、従業員の人間性を置き去りにしてきたのではないだろうか。
狭い日本、そんなに急いでどこへゆく。
日本航空では、ミスやトラブルが続発するので、航空機が到着してからの準備・点検の時間を5分延ばしたのだそうだ。え〜い、みみっちい時間延長するんじゃない。たっぷりと時間をかけて安全点検を施せ。
今朝、新聞をとるために玄関を出ると、玄関脇の百日紅の根元に紫色の朝顔が開いていた。家人に問えば、もう何日も前から咲いていたそうで、知らなかった。
そういえばワシャ自身がこのところ繁忙で、庭をゆっくりと眺める時間なんてなかったもんね。人のことを言っている場合ではない。こっちこそ仕事に追われて余裕をなくしていた。(反省)
朝顔や 一輪深き 渕の色 (蕪村)