情報統制という前時代的悪逆

 神戸海上保安庁の航海士が「自分がやりました」と名乗り出た。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101111-00000014-jij-soci
 確かにこの航海士のやったことは「守秘義務違反」でありルールから逸脱している。そのことについては「戒告処分」されなければならない。
 でもね、むしろ情報統制という国民的背信を行ったのは仙谷鼠だ。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2010111002000013.html
己のメンツを立てるために国を売ろうとしている大鼠は仙谷である。そのことに警鐘を鳴らした告発者が大罪人のように国家権力やマスコミから叩かれ、国売ドブネズミは横暴な権力者のままでいいんでやんすか?
 
 仙谷鼠は「改竄事件に匹敵するゆゆしき事案」と言っている。大阪地検のフロッピー改竄事件と並べて攻撃しているわけだ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101110-OYT1T00955.htm
 大阪の事案は無実の人を罪に陥れようとする卑劣な事件だった。一方、今回の事案は、被害者がどこにもいない、いるとすれば愚かな政権が恥をかいた程度のことで、むしろ情報統制という極悪に風穴を開けたという点では快挙と言っていい。
 つまらぬ詭弁を弄するおまえがゆゆしき官房長官だっちゅうの(なつかしいフレーズですな)。
 ペラペラと無駄なことばかりによく回る口を持つバカタレに権力を持たせてはいけないということを国民は学習すべきだ。
「強制力を持った執行部門は、政治からの相対的な独立性を持って権限を行使する。一般論としては強い権限の代わりに重い責任(がある)ということになる」
 ワシャはアホなので東京大学―弁護士などというエリートの言うことはよくわからないが、必死に責任回避をしているとしか聴こえない。
 仙谷鼠が、自分のやった情報統制という悪逆を隠し、仙谷鼠の姑息な態度に憤りを感じ行動をした海上保安庁の職員を重く処分するというならば、国民運動をしてでも国民に警鐘を鳴らしてくれた人を守らねばならない。
 問題はビデオの流出ではなく、「ビデオを公開することによって国益が損なわれたかどうか」である。その「非公開」とした仙谷判断こそが最大の問題であり、そこを野党は徹底的に攻撃しなければならない。
(下に続く)