昨日、読書会。課題図書は年末年始を挟んだので2冊だった。
1冊目は、倉山満『帝国憲法物語』(PHP)で、これはワシャが選んだ。たまたまブックオフで見つけて825円で買った。家に帰って本棚を見れば同じ本が挿さっている。またやってしまった。そこでその本を前回読書会の時に持参しパセリくんに引き取ってもらった。ついでにそれを課題図書にした。
憲政史家の倉山満氏、日本国憲法を「クソ」と言い、大日本帝国憲法を「是」とする姿勢はワシャと同じである。説明が解りやすく説得力のある保守論客である。コラムニストの勝谷誠彦さんとは共著もあり、YouTubeでも共演していた。その縁でいまだに「勝谷メルマガ」にも執筆していて、このメルマガ、有料配信なんだけど、お金を払って、倉山氏の回だけまじめに読んでいる。
そんなことはどうでもいい。本の内容である。木戸孝允はこの本で見直した。桂小五郎という長州の志士で、色男だったので祇園界隈で持てまくった。維新が成り、明治政府で要職に就く。ただ西郷隆盛や大久保利通の事歴が強烈なために霞んでしまっていた。司馬遼太郎の小説でも大した役をもらっていないしね(笑)。
だか今回の『帝国憲法物語』の第一章の冒頭で木戸孝允の「憲法制定意見書」なるものを読み、木戸孝允が生半な人物ではないということを知った。「憲法と安全保障が不離一体だ」との論が張れるとは、やはり優秀な松下村塾生だったんだね。ちょっと見る目が変わりましたぞ。こういった幕末の修羅場を経験した秀才たちが明治時代を創ったことは日本にとって善いことであった。その後、勉強一途の秀才が担った昭和前期は惨憺たる有様で、その後、GHQの「日本国憲法」を戴いて一文字も変えなかった受験秀才どもが官僚組織を担ってきたために、今の日本の弱体化がある。
倉山氏、日本国憲法を「強姦憲法」と呼ぶ。終章の「ある強姦魔の寓話」に詳しい。要は、強姦魔(連合軍)が強盗(日本駐留)に入って亭主(帝国憲法)を殺し妻(日本国民)を犯した。そのまま強姦魔は家(日本)に居座り妻や子供(日本国民)を支配した・・・というようなことが縷々書いてある。強姦魔が居座るためにルールを作った。
巻末で倉山氏は言う。
《日本国憲法の条文にとらわれない憲法論議によってこそ、日本人の憲法が復活できる。(中略)これこそが、自主憲法制定への道である。》
おっと千字になってしまった。2冊目についてはまた明日にでも触れたいと思う。