孔子に並ぶか、天声人語(笑)

 今日の朝日新聞紙にピンとくる記事はなかった。「首相解散表明」の関連ニュースが10ページにわたって載ってはいるが、すでにネットでは表に出ていたり論評されていることばかりなので然したる興味もなし。そういう時には「天声人語」でもくさして笑いを取りたい(笑)。

 お題は「衆院解散を論語で語る」。

 冒頭は《論語を読む。はるか遠い昔に生きた孔子の言葉なのに、どうしてか、いまの世にも通じる何かを感じる。》と書き始める。

 今更、たかが斜陽新聞の論説委員程度に「今の世にも通じる何かを感じる」と言われてもねぇ。すでに世の中に『論語』の研究書、解説書、入門書など山のようにある。仏教典や新約聖書などよりも日本人には馴染みのある古典だ。2千年もの長きにわたって読み継がれているものである。人々に通じるものがなければ、とっくに廃っているって。

 天声チン語は《人とは所詮、似たような愚行を繰り返すものなのか。》と疑問を呈するが、人類の歴史を朝日新聞紙が知らないのかニャ?

 天声チンコ、「通じるものは何か」をも説明せずに、テメエの知識をひけらかす。『論語』里仁第四16の「君子は義に喩り、小人は利に喩る」を引っ張ってきて《きのうの高市早苗首相の記者会見を見て、そんな一節が頭に浮かんだ。》と言う。朝日の論説委員ともなると『論語』511節をことごとく暗記しているような書きぶりだ(笑)。

 続ける。

《「信なくば立たず」はいいが、その判断は正義からか、あるいは自らの利益のためか》

 衆議院の解散判断に「正義か、自らの利益のためか」と疑問を呈している。

 ううむ、天声人語くん、根本的に間違っている(笑)。『論語』の泰斗である金谷治先生の『論語』(岩波文庫)にはこうある。

「君子は正義に明るく、小人は利益に明るい」

 もうひとり、『論語』のオーソリティ加地伸行先生の訳である。

「教養人は道徳を理解し、知識人は損得を理解する」

 どこにも「自らの利益」などとは解釈していない。高市首相が国民の利益のために動くなら「小人は利に喩る」で結構だと思う。

 天声チンコ、《何も首相を小人と言いたいわけではない。筆者も君子にはほど遠い。》と中段で言っている。泰斗とオーソリティーの解説から考えれば、高市首相は小人でいいと思うし、「筆者」というチンコは小人どころかほとんど盆暗と言っていい。

 で、テメエのことを述而第七18を使って《何が正しい人の道か、生まれながらにして之を知るものにあらず。それでも歴史に学び、敏にして之を求めようとする者である》と言って憚らない。チンコ野郎、テメエを孔子と並べてやんの(笑)。

 以後も学而第一5、衛霊公第十五21、述而第七15、顔淵第十二17、為政第二1を羅列して文字を埋めている。

 最後に、《首相よ、首相たれ。この国の政治家よ、政治家たれ。》と偉そうに上から目線で言う。ワシャなら最後に《メディアよ、メディアたれ。》を付け加えますね。

 こんなコラムを書いていては、『論語』のスペシャリストの呉智英先生に笑われるぞ。