市長いろいろ

 四面楚歌どころ空中地中まで反市長だ。

《〈ついに不信任案可決も〉「私にしかできないことがある」田久保市長は支持者に市議会解散の方針を伝達…“暗躍”する市長派VS反市長派 バトルの行方》

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce843ae82eff73c9a78dec27aed1c61d128535ed

 もうこの話は、田久保市長の異様な腹中にしか結論はないので、伊東市民ではないワシャは「どうでもいい」と思っている。でも当事者の伊東市民は大変だろう。こんなのを選んでしまったツケがこれほど高いとは思わないわねぇ。

 いろいろな自治体で女性首長がもてはやされているが、明敏で決断力のあるリーダーを得るには難しい。東京都だってあのざまだしね。

 かといって男ならいいかというと、そうは問屋が卸してくれない。どことは言いませんがね(笑)、なんだかヤバそうな首長も多い。まずゲルゲ~ルと同じで「首長」になることが最大の命題で、そこが達成されてしまうと「じゃぁ何をしようか?」では困るのだ。

 まちづくりに対する確固たる信念も意気込みもなく5期も務めてしまった首長も知っているが、近所の副市長から「あの駅前はなんなんだ?20年変わっていない。行政は何をやっているんだ?」と厳しい指摘を受けたりする。

 確かにリーダー(首長)の資質は重要なまちづくりのファクターだ。ただ、なかなかモノのいい人材に当たらないのも、政治家業界の常でしてね(笑)。

 そんな中、この人がおもしろい。

《M−1出場市長 学歴詐称疑惑の伊東市長に指摘 市政停滞で「信任、信頼ないと施策進められない」》

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20250831-0204

 福岡県太宰府の市長、楠田大蔵氏である。楠田氏は言う。

「結論から言うと、政治家という仕事は直接、市民に選ばれるという立場で、市のトップになるわけですから、引き際というのは大事かなと思います。信任、信頼がないと施策自体が進められませんから」

 まさにそのとおりで、田久保市長には楠田さんの爪の垢でも飲ませたほうがいい。

 楠田氏、市長職を2期で辞めて、M-1に漫才師として出るという。格好いいし、潔い。だらだらと市長の席に5期も座る続けるバカさ加減が見えたんでしょうね。ご立派!

 もう一人、おもしろい市長を紹介しよう。島根県浜田市長の久保田章市氏である。この人、今年親書を上梓している。『役所のしくみ』(日経プレミアシリーズ)である。昨日、人間ドックの待合室で読んでいたのがこの本だった。

 一般の人が、あるいは不勉強な自治体職員が読めば、「地方自治体」とは「役所」とは何ぞやということが判りやすく書いてあるので理解が進むと思う。この中にこんなことが書いてある。

《教育長は市長の部下ではなく、市長の指揮監督も受けません。教育行政のトップという重責を担っており・・・》

 とあるが、どこぞの市長には、教育長の守備範囲まで口を出してしまうボケたヤツもいるという。

 ゲルゲ~ルと同じで、その地位に座ることのみにこだわったトップは、妙な万能感を持ってしまう。そうすると知恵も知識もないのに、いろいろなところまで口を挟むようになる。

「席に着きたい」ではなく、《地域の発展のために貢献したいという強い思いと、組織経営への「熱意」があれば、きっと住民の皆さんの期待に応えられるものと思います。》と久保田市長の言うとおり。

 格好いい市長もいるんですね。でも、間違いなく席にしがみつきたいだけの不甲斐ない首長もかなりいる。その地域の住民には不幸なことではある・・・。