不思議な話

 今朝の朝日新聞の投書コーナーの「声」欄がよかった。いつもなら左傾、リベラル系、お花畑の皆様の赤い投書で満載なのだが、今日は「みんなで語ろう怪談・不思議な話」と題された特集で、これはおもしろかった。3歳の女の子が、亡くなった姉と遊ぶ話、お化けが住み着いているバーの話、無人のカウンターに置かれたラーメンの話など、しんみりとさせてくれるいいエピソードが語られている。

 ということでワシャも「不思議な話」を一席。

 ワシャが小学校5年の時に祖母が亡くなった。おばあちゃん子と言われえるくらい可愛がってくれたし、元武士の娘だったので厳しい躾けも受けた。小学生のワシャは祖母に褒められたくて勉強もしたし運動もした。その祖母が夏のある日、学校から帰ると息を引き取っていた。随分泣いたなぁ。

 2日後に近くのお寺で葬儀が執り行われたんだけど、葬儀の時って子供は何もすることがなく、ただ「いい子に座っていなさい」と命じられ、本堂の隅のほうで妹と2人、ポツンとしていた。そうしたら妹が「お兄ちゃん、バナナが食べたいね」と言いだす。祖母の祭壇の遺影の横に果物が並べられていて、そこにバナナの大きな房があったのだ。妹はそれを見ていたんですね。確かに鮮やかな黄色のバナナは目立っていた。ワシャも「おいしそうだな」と思ったものである。

 そうしたらね、まさにその時、バナナが2本ポキリと折れて盛ってあった籠から壇に落ちたのである。

その異変に、仏壇の前にいた若い僧侶が気づき、乱れた祭壇を整えるべくバナナを2本取り除いた。その2本はそのまま本堂の隅にいた2人の子供の手に渡されたのであった。

ワシャの目には祭壇にある祖母の写真が「ニヤリ」と笑ったように見えた。

どうです?こんな話、これはワルシャワ家に今も語り継がれる不思議な話なんですよ(笑)。