福岡県大野城市の副市長がパワハラで今月30日をもって辞職するんだとさ。
《「誰が見たとや!」資料を机にたたきつける 副市長ら5件のパワハラを認定→市長の給料カットと防止条例制定へ》
https://news.yahoo.co.jp/articles/61f24ef3a5fb7a92dbba8d5bc6a9fbbc37ea390c
短いニュースだけでは全体像が見えないので、こっちを読んでみた。
《大野城市ハラスメント事案に関する第三者調査委員会調査報告書》
https://www.city.onojo.fukuoka.jp/s011/010/080/houkokusyo.pdf
これを読むと、ふむふむ、まぁ小さな自治体ではよくあるケースですな。
まず、副市長が行政から昇格していること。これはある意味で博打である。いい人材に当たれば、トップは細々とした事務仕事を副市長に任せて、政策的なことに専念できる。しかし、部下に人望のない事務に細かいだけの職員を副市長に上げてしまうと、行政がけち臭くなり冒険をしなくなる。
一番いいサブというのは、細かいところまで目が届くのだが細かいことは言わない。部下の非違を認めても、感情的にならず理路整然と説明して理解させる能力がある人物である。
「調査報告書」の17ページに記載されているが、副市長は部下6名を呼びつけている。通常、副市長説明なら部長、課長が入ればいいのだが、今回の大野城市の副市長説明には、係長と起案した担当までが入っている。これは、担当部長、課長の説明能力不足を如実に物語っている。
ワシャはいくつもの自治体に知人がいるが、副市長に協議・説明するのに担当者まで連れて入るとは聞かない。当然、部課長が内容を理解した上で、政策的、財源的な話をすればいいからね。
まあいいや、続けます。
数人の職員が副市長室に入った。通常、どこの副市長室も同じなんだが、奥に副市長の事務机があり、その手前に会議用テーブル(6~8人用)が置いてある。そこで資料などを拡げて打ち合わせをするのである。
通常ですとね、部長を先頭にして室内に入ると、副市長は自席から立ち上がり、会議卓のほうに移動する。副市長が上座に坐るのを確認して、部長以下が下座に着席する・・・これが一連の流れだ。
ところが今回は、副市長、奥の自席から立ち上がることもなく「説明して」と発言した。部下たちは壁際に立たされたままである。部長が「じゃぁ失礼します」とか言って、椅子に座ればいいものを、副市長にビビっているから立ったまま。課長も気が小さいんでしょうね。「え、あの~」と言い淀んだ瞬間に副市長が「あの~」に重ねて「説明してって言いよったい!」と大声を出した。
いいねぇ、博多弁丸出しで。こういう報告書は読んでいて楽しい。
こう言われたら、ワシャの知っている根性の入っている公務員だと「今、説明をするところです。落ち着いて聞いてください」と冷ややかに言うんだけどね(笑)。
で、しどろもどろで事前に部長以下で打ち合わせた内容を説明したんでしょう。しかし副市長は納得しない。
「なんやその言い訳は!」
「そんな言い訳、役所で40年働いてきて初めて聞いた!」
職員上がりの副市長がこれを言ってはダメ。要するに「オマエたちよりも長く働いているからオレは間違っていない」と言っているんだけど、そういうことを言うヤツってだいたい間違っている(笑)。
この手の話は筆が走って仕方がない。けれど今日はちょいと忙しいので、このあたりで筆を置くことにして、明日、身近な事例を挙げながら、さらに分析をしたいと思っている。
ということで、明日のココロ~なのだ。