先週末から飲み会が続いている。金曜日は名古屋在住のジャーナリストとワシャの地元で一献傾けた。この人とは20年の付き合いになるか。知識の豊富な人で話をしていて飽きない。一緒に滝川クリステルをからめたイベントを開催したりして、おもしろいことをやってきたものだ。楽しかったんでついつい飲み過ぎてしまったんですね。
昨日は名古屋駅前の鰻屋で飲んでいた。白焼き、肝焼き、鰻作(うざく)などを堪能した。メンバーの一人は凸凹商事に親会社から出向してきた人で、最終的には親会社の部長を務め定年退職をして、今は関連会社に再雇用で勤めている。趣味で能をやっている人で、ワシャとはそのあたりで相性がいい。
もう一人は凸凹の現職の部長である。これがワシャの後輩で、彼が奔走して昨日の会を羽立ててくれた。
料理も美味く、酒もよかった。飲み会そのものは楽しかったんですよ。ところが途中で金にまつわる話になった。親会社の役員たちの退職後の身の振り方による年収の差だとか、誰それが子会社の副社長からすっ飛ばされたとか。
あまりそういう話はおもしろくなかった。そういった時は3人で飲むというのは適している。2人に生々しい話は任せ、ワシャは鰻作をつつきながら、酒を酌み、コクコクと頷いているだけでいい。話題は右耳から入って左耳に抜けてゆく。たまに「ワルシャワさんはこう言われましたよね」とか振られると、回路を切り替えて「あ、なんて言ったっけ?」という感じで話題の中に入っていくのでした(笑)。
昨日の宴で再認識したのは、ワシャが金の話が好きではないということだった。仕事もこれだけの金を得るから、これだけの仕事をする・・・という感覚になったことがなかった。仕事に魅力を感じ、これをやらなければならないと思った時に力が入る。だから対価を考えて仕事をしたことがない。対価がなくともそこは「武士は食わねど高楊枝」を気取っている。
商売っ気のある人、計算のできる人は費用対効果とかを考えてしまうのだろうけど、ワシャはあまりそのあたりを考えずに感覚的に生きていきたい。
昨日の続きではないが「残軀楽しまざるべけんや」である。