武田先生の大村知事評

 朝起きて、新聞を確認したり(読んだりではないですよ)テレビを眺めたり(見たりではないですよ)していると、いいネタに出くわすことが、ままある。

 昨日から言っているように、武田先生の愛知県知事評を書いておきたいのだが、新ネタにグラグラする自分が悲しい(笑)。

 昨日というか、今朝床についたのが未明だった。今日は久しぶりに午前中予定がなかったので、夜更かしをしてしまったのだ。午前9時過ぎに起きてきて遅い朝食をとっていると、リビングのテレビにNHKの「日曜討論」が流れていた。知らねえ議員がパネルディスカッション形式の並び――絶対にパネルディスカッションにはならないけど――で、司会者の質問に答えている。新聞で確認すると、「新人議員が討論!政治のこれから 選挙・国会の在り方は?」などとタイトルが付けてある。

「ふ~ん、新人議員さんたちか」と思いながら横目で眺めている。自民、公明、立憲、国民、維新、共産、れいわ。公明党の女性はちょいと薹が立っている。国民の男性はゲーハーだけど、まあ若そうだ。医師らしいがもう少し原稿を見ずに話をしたほうが説得力がある。共産党の女性は絵に描いたような共産党員で、民青出身の叩き上げだそうな。維新は元官僚、れいわは元タレント。自民党の女性は慶應からハーバード大学に留学かぁ。じゃあリベラル系の影響をかなり受けているとお見受けした。41歳にしてはちょっと老けている。テレビで映されるんだから、顔のシミはちゃんとファンデーションで隠してこなくっちゃいけない。やたら野党系の発言にも「うんうん」と頷いていたけれど、みんな肯定していてはダメ。

 そして新人といえば、日本保守党の島田洋一代議士がいなかった。島田先生は新人だからこのラインナップに並んでいてもいいのだが、これがマスコミのカラクリで、党派5人以上でないと、こういった番組で1席を確保できない。NHKとしては、言うことをきかず、どんな発言が飛び出すか判らない島田先生など危なっかしくて座らせられないだろうしね(笑)。

 この理不尽な差別について「NHKをぶっこわせ」の立花隆志さんが、こんな提案を日本保守党の百田代表にしていた。

「百田さん、日本保守党とうちとで会派を組みませんか?そうすると国会議員が5人になるので、テレビ討論会とかに呼ばざるを得なくなります」

 まさに日本保守党は5人に達していないので、今回の「日曜討論」の仲間に入れてもらえない。だが、もし立花さんと組んでいれば、新人議員として島田先生がこのテーブルに座れたのである。これは惜しいことをした。NHKの「日曜討論」を島田先生が引っ掻き回す、そうすれば視聴率も上がったのにね。

 少なくとも日本保守党、N党とは共通項も多くある。考え方も似ている。なんとかバカどもを馴致させるためにも、小異を捨てて大同につくことはできないものだろうか。

 で、ここまでで原稿用紙3枚を書いている。2000字を超えると、冗漫な文章になってしまうので、あまり長くしたくないのだが・・・。

 ええい、今日は武田邦彦先生が愛知県安城市に来た翌日のSNS番組「ニュース生放送あさ8!」でMCの有本香さんと間で愛知県の大村知事のことを話していたことを記録しておきたい。長くなりますぞ~(笑)。

 それでは始めます。途中、ところどころでワルシャワが合いの手を入れますがご容赦を(笑)。

武田邦彦先生の大村知事に関する発言等】

武田「政治家でね、何のために政治やっているのか分かんない人がいるんですよ。それが大塚さんとか今の知事の大村さんとか。大村さんなんかね。自分のシンパにはわりあいといいんですけれど、普通の県民はぜんぜん相手にしないんです」

 え、韓国の尹大統領と同じじゃん。シンパに踊らされて戒厳令を出してしまった人と(笑)。

 ジャーナリストの有本さんが「なんでそんなに人気のない政治家が愛知県では知事になれているんですか?」というようなことを質問する。

武田「共産党しか対抗馬を立てられないからですよ。だから投票率が30%になっちゃう」

 有本さん、納得する。

武田「結局、大村さんが何やっているか、愛知県民は何も分からないんですよ」

有本「確かにね」

武田「大村さんは、自分の見解をなんにも言わない。例えば、大問題を起こした『愛知トリエンナーレ』は、美術的には非常に重要なものだった。これを、どうして政治的なものとして扱ってしまったのか、それを大村さんに訊きたい。初期のころは大村さんを応援していたが、知事としてはダメだった」

有本「大村さんを含めた愛知県を、左翼活動家が騙してあの展示をやった。騙されたことをきちんと説明すればよかったのだが、負けず嫌いの、官僚無謬主義に冒されている大村さんは、自分の間違いを絶対に認めない」

 武田先生、頷く。

有本「名古屋市は広沢市長に代わる。広沢さんという人は極めて控えめな人。広沢さんはビジネスマンとして成功してきた人ですからね、何年か経ったら、広沢さんに大村知事はうまく手玉に取られちゃうんじゃないかと。あの知事は、そんな感じがします」

武田「人間の格としては広沢さんのほうがずっと上ですからね」

有本「(笑いながら)センセ~」

武田「大村さん、最初の頃なんかね、『武田先生!』とか言ってね、ちゃんとした人間対人間の付き合いができていた。もちろん知事ですからペコペコしてないですよ。ちゃんと知事と大学教授としてお互いを敬しながら付き合っていた。けれど、今はね、僕との関係が悪くなってからは、もう『お、武田か』てな感じなんですよ。だから人気がないんですよ、愛知県で」

有本「え!どういうこと?」

武田「上から、超上から目線で、3階くらいから言ってくるんですよ」

有本「あ!」

武田「一期ごとに2階、3階と上がっていくんですよ」

有本「え~~!」

武田「態度が、露骨なんですよ、それが」

有本「そうですか」

武田「どうにもなんないですよ。もうそこらへんで会ってもね、飲み屋であっても、もう今は相手にしないって感じですよ。『一般県民なんて俺は知らないよ』てな感じですよ。上から目線は知事の中でもひどいですよ」

有本「そういう意味では、うちの百田、河村両代表というのは、そんなに人に遜(へりくだ)ることもこともないですけれど、まったく人に対して変わらないですよね。態度が誰に対しても変わらない」

武田「立派な男というものはそういうものですよ。どんな職業であれ、どんな立場であれ、人間対人間としてちゃんとして付き合う。そういった元々の心づもりがあるんですよ。それがないんですよ、大村知事には。だから愛知県でものすごい人気が低いんですよ」

 首肯する有本さん。

武田「最初からそうなら、そういう横柄な人なら、そういうものかと思いますが、途中で変わられるのが嫌ですね」

 

 以上、なんとか2700字程度で納まりました。めでたしめでたし。