すいません。今日は地元の神社の祭礼で朝から準備がありますので、ちょいと短めに。
時間がない時に朝日新聞の「天声人語」は助かりますな。下手な文章が輝いています。今日は、「天声人語」の後半に出てくるこの文である。
「為政者が国民に見せたい何かを見せようとする舞台でもあるのだろうか」
「見せたい」と「見せよう」をこの距離で使うかねぇ?「見せ」「見せ」と続くのが、どうにも芸がない。たかが言葉、されど言葉だ。例えば「見せたい」を「知らせたい」に変えればどうだろう。あるいは「誇示したい」でもいい。変化をつけろよ。
さて下手な「天声人語」、前段では、外交の場での「握手」の重要性を説く。この段階で「天声人語」が石破首相の習近平との両手握手をしたことや、座ったままのカナダ首相の話が出してくることが容易に思い当たる。ホントに後半それで字数を埋めているから笑える。
でね、結びは「たかが握手、されど握手か。商売道具の扱いは丁寧に」と石破首相への皮肉を込めて締めている。ここはさ、さすがに我が国の首相を皮肉っているのだから一定の敬意を示した方がいい。「丁寧に」ではなく「ご丁寧に」とするべきですね。
それよりも凄いのが、「天声人語」の右上にある「折々のことば」である。つい先日、「折々のことば」を日記で使っているので、そう度々というのも気が引けたが、「天声人語」とうまい具合にシンクロしているので取り上げます。
「あんまりこぎたない格好をしている、はたの人に気の毒だからね」
女優の沢村貞子の母親の言葉である。これってそのまま石破ニゲルにドンピシャリだよね。人前に出る時にはきっちりと身づくろいをする。安いものでもこまめに手入れをして装う。人の心を慮っているからこそきちんとした格好をすると言う。
ゲルの一連の恥行動の背後にあるもの、それは人のことなどまったく慮っていないという心理なのである。
では行ってきま~す。